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ゆめを見るユメを視る

某掲示板サイトでの我が家の阿呆共のどーでもいいお話。

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夢を語る人



翠の色の瞳は、甘い甘い、妄言に似た夢を視る。




語る人で5題 : 夢を語る人
お題はエソラゴト。様よりお借り致しました。


私の内緒の夢を教えてあげる。


私は、とても大きなお家の娘で、お金持ちで、素敵な素敵な、お姫様みたいな女の子なの。
何でもしてくれるパパと、優しいママと、格好良いお兄ちゃんがいて、
いつも私をぎゅぅって抱き締めてくれたり、ふんわりと包み込むように撫でてくれるの。

お部屋にいけば大好きなピンクが沢山散りばめられた、ぬいぐるみが沢山のお部屋!
もちろんベットは天蓋付きのふわふわな奴で、沢山沢山綺麗な夢が視れるのよ。

それでね?
私が15歳になったら、初めて恋をするの。
背が高くて、格好良くて優しくて、私の為なら何でもしてくれる、王子様みたいな人!
ううん、むしろ本物の王子様かも。優しく私の手を取って、優しく甲に口付けてくれるの。

でも、私の事が大好きなパパとママは、思わずそれに反対して私と王子様を引き離しちゃうの!
会いたいってパパにお願いしても、喋りたいってママにお願いしてもそれすら叶わない可哀相な2人。
私はずーっと泣くの。まるで涙が涸れちゃうんじゃないかってぐらい、沢山沢山涙するのよ。

もう何ヶ月も時間が過ぎたある夜の事、その日も私は泣いてたの。
でも、でもね。窓をコンコンと叩く音が聞こえて、私は思わずそれを開けた。

そしたら!

王子様が、私の手を引っ張って抱き寄せてくれたの!そう、迎えに来てくれたのよ!
優しい優しい王子様が、甘い声で愛してるって言葉を囁いてくれるの!嗚呼なんてロマンティックなの!

それからはパパとママに必死にお願いして、許して貰って。
真っ白いウェディングドレスを身に纏って、白いタキシードの王子様と結婚式!
子供はそうね、男の子と女の子を最低1人ずつは欲しいわ!私と王子様の名前を一文字ずつとるの。


嗚呼、なんて、なんて素敵な私の人生!
キラキラしてて、ふわふわしてて、甘くて、ちょっぴりビターで。




しあわせすぎてたまらないわ!




夢を語る人

(ある日、夢を視た)
(幼い頃に夢見た、私の幼い夢心)

(嗚呼、もうそれは叶わないって分かっているのに、)

(それでも私は、何度も何度も夢を視る)
(幼い頃に夢見た、あの甘くとろけるような人生を)





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