×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
私の内緒の夢を教えてあげる。
私は、とても大きなお家の娘で、お金持ちで、素敵な素敵な、お姫様みたいな女の子なの。
何でもしてくれるパパと、優しいママと、格好良いお兄ちゃんがいて、
いつも私をぎゅぅって抱き締めてくれたり、ふんわりと包み込むように撫でてくれるの。
お部屋にいけば大好きなピンクが沢山散りばめられた、ぬいぐるみが沢山のお部屋!
もちろんベットは天蓋付きのふわふわな奴で、沢山沢山綺麗な夢が視れるのよ。
それでね?
私が15歳になったら、初めて恋をするの。
背が高くて、格好良くて優しくて、私の為なら何でもしてくれる、王子様みたいな人!
ううん、むしろ本物の王子様かも。優しく私の手を取って、優しく甲に口付けてくれるの。
でも、私の事が大好きなパパとママは、思わずそれに反対して私と王子様を引き離しちゃうの!
会いたいってパパにお願いしても、喋りたいってママにお願いしてもそれすら叶わない可哀相な2人。
私はずーっと泣くの。まるで涙が涸れちゃうんじゃないかってぐらい、沢山沢山涙するのよ。
もう何ヶ月も時間が過ぎたある夜の事、その日も私は泣いてたの。
でも、でもね。窓をコンコンと叩く音が聞こえて、私は思わずそれを開けた。
そしたら!
王子様が、私の手を引っ張って抱き寄せてくれたの!そう、迎えに来てくれたのよ!
優しい優しい王子様が、甘い声で愛してるって言葉を囁いてくれるの!嗚呼なんてロマンティックなの!
それからはパパとママに必死にお願いして、許して貰って。
真っ白いウェディングドレスを身に纏って、白いタキシードの王子様と結婚式!
子供はそうね、男の子と女の子を最低1人ずつは欲しいわ!私と王子様の名前を一文字ずつとるの。
嗚呼、なんて、なんて素敵な私の人生!
キラキラしてて、ふわふわしてて、甘くて、ちょっぴりビターで。
しあわせすぎてたまらないわ!
夢を語る人
(ある日、夢を視た)
(幼い頃に夢見た、私の幼い夢心)
(嗚呼、もうそれは叶わないって分かっているのに、)
(それでも私は、何度も何度も夢を視る)
(幼い頃に夢見た、あの甘くとろけるような人生を)
PR
コメント